地域の調査から
昨年来より、県内の一地域において調査研究がすすめられています。
これは、滋賀県が「地域力を生かす子育ての”わ”づくり研究事業」として実施をしているものです。
この研究のお手伝いを昨年度させていただきました。
身近な生活圏ですべての子育て家庭を地域で支援する仕組み作りです。
その中の一つとして、県内の一地域で調査をされました。
その結果
母親は育児を通して
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「自分自身のこと」
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「子どものこと」
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「人間関係のこと」
について不安や悩みやストレスを抱えていることがわかりました。
【では、その対処として、母親たちはどのようにしているのでしょう】
- 「子どもに直接行う行動」・・・《だっこする》《放置する》《たたく》《おやつをあげる》
- 「周囲の援助として行う行動」・・・《夫や親に相談・助けてもらう》《友達やセンターの先生に相談》
- 「自分で解決する」・・・《寝る・自分に言い聞かせる・放置・外出する・本を読む・じっと待つ・深呼吸をする・何もしない》
【子育てで楽しいと思える要因には、前向きな意見が多く見られました】
- 子どもの健やかな成長をみること
- 子どもと一緒に成長すること
【子育て支援に対する要望としての要因】
- 公的支援への期待・・・両立支援・一時保育の充実・新しい事業への取組など
- 環境の整備・・・みんなが必要とする場が不足している・サービスの拡大
- 今のままでいい・・・今ある事業に参加していきたい・充実しているほうだと思う
これは、皆様に書いていただいた自由記述を内容ごとに分類して分析した結果です。
詳細につきましては、近いうちに滋賀子育てネットワークより、報告が出ますので、お待ちください
お母さんたちは、子どもの成長を日々見守りながら、自分も成長してると感じているんですね。
この自分の成長ってなかなか、気がつかないものです。
「育自」とは出産を通して、自分の中にあるエネルギーを発見して、見通しを持ち、ますます輝くことができるような生き方をするための新しい挑戦だと思います。